エレキギターの呼び声が聞こえるという話

エレキギターが趣味です。

(演奏が趣味とは書かないが、演奏をしないわけでもない)

エレキギターと、その流通・製造・小売、中古市場というもの自体が好きです。

高校生になって、初めて自分のエレキギターを所有した時から。ずーっと「エレキギターの価値」について考え、比較しています。

どれくらい前からかはもう忘れましたが、いいギターからは「自分をお前の家に連れて帰れ」という呼び声が聞こえます。エスパーかい。

そんな事はあり得ない、と言いたくなるでしょうが、聞こえるモンは聞こえるわけですし、自分が安値で仕入れたギターはほぼ確実に高く売れるので、なんですかね。商売上の嗅覚って感じですかね。

炭とダイヤモンド、ありますよね。どちらも炭素で出来ている。

でも炭の山にダイヤモンドが混じっていたら、光を反射して煌めくので、すぐわかるでしょ。そんなイメージです。

同じ50万って書いてあっても。同じ5000円て書いてあっても。違いが明確にある。特に中古楽器は、「大事にされていたかどうか」が如実に出る。

新品は違いが出てきていない、みたいな考えも一部にはありますが、やはり当たりは最初から当たりです。見たらわかります。うまく説明できないけど、いい製品は顔がいいんです。

なので買うか決める時に見るのは値札じゃないです。ギターの顔を見ます。それで、最後に財布と相談します。

これが自分流のお宝探しのコツです。「予算内で買える中から探す」のではなく、「目が合ったギターを予約しておいて、お金を溜めて買う」。これです。